ポジとネガ/闘病記 〜女神さま、貴女のおかげで元気です〜

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2019.4.11 エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

桜を濡らす雨にも、しっとりとした美学を感じる私です。

東京奥多摩では積雪があったそうですね。

昔神戸で撮った、桜の花びらに積もった雪の、手元に手繰りよせようとしてもすぐに融けて消えてしまう、まるで初恋の人に打ち明けようとしたら転校してしまったかのような儚い美しさを思い出しました。

 

さて、今日は新しい臨床心理士が臨床してくれ、長々と話をさせていただきました。

彼女は患者の話を聞く事を生業としていますから、ほとんど頷くだけで私の無駄話を微笑みながら聞いてくれます。

その道のプロと呼ばれる人は、なんの職業でもそうですが、あまり表に「私は偉いのよ!プロなんだから」感を出さずに、それでいて見事に仕事を遂行するものです。

 

私もそれを解っており、彼女のプライドを傷付けない程度にからかいながら様々なトラップを仕掛けてなんとか脱線させようとしましたが、なかなかの手練手管で、私ばかり喋らされました。

やるな、おぬし。

 

その、なんともイヤラシい患者である私と、プロのカウンセラーである彼女とのやり取りの中でこんな会話がありました。

「物事にはポジティブとネガティブの両面があり、どちらかに偏るのは良くない。間を取るのがちょうど良い」

みたいな感じです。

 

主に性格面での話をしたのですが、私はもうお気付きのように、スーパーポジティブ。いや、そんな表現は当てはまらない、超極楽トンボかつ脳内お花畑で、片方に偏るにも程がある精神構造。

仮にがん患者に於いては物事を悲観的に考えてしまう症状が多いとしたら、私は型破りの症状なのかもしれません。躁鬱気質なる精神状態がありますが、私は年間を通じてほぼ躁状態です。

これは抗がん剤の影響ではなく、持って生まれた性分なんです。

 

私自身の闘病だけを考慮すれば、これはとても良い事です。どんなキツい副作用や疼痛に見舞われてもクヨクヨせずに、乗り切った後の至福享受のみを考えます。

直面している間は人間並みに苦しみますが、過ぎ去ればケロッとして次の遊びに邁進し、その翌週には次の治療を平然と迎えることが可能です。なんでこんなに苦しいかと言えば、死なないための治療だからと割り切っているから。

そんな当たり前の思考ができるのがポジティブ、私だけなんでこんな目に、と悲観的に考えてしまうのがネガティブ。

ごめんなさいね、妖怪では無く人間である、悲観的な一般的入院患者さんたち。

下へ続く

世の中、良いことしかない

スーパーポジティブのデメリットとしては、周りが疲れることでしょうか。医師は知りませんが、看護師は確実に疲れ果てているはずです、私と接する時間が長いですから。

妻など、私が入院から帰宅すると本気で疲れて、寝込んでしまう始末。それでも離婚しないのは、私をまるでテーマパークのアトラクション、若しくはトランプのババ(ジョーカー)と思い込み、自らの悪鬼払いに役立てているからでしょう。

私とハサミは使いようなのです。

 

先ほどの笑顔が素敵な臨床心理士女史。

そのあまりの美しき恵比須顔に今日初めて会っただけで一発で虜になった私は、

「訪問回数のリクエストはありますか?」

と尋ねられたので、

「毎日」

と応えたら、真顔で嫌がられました。

もっと逢いたいのに。

 

こんな風に、入院生活は日々苦しくも楽しく過ぎてゆきます。これと言うのも、女性が怖くてあまり話せない無口で引っ込み思案な私でも、努力して会話するようにしている成果でしょう。

 

ああ、世の優しくて見目麗しき女性たち、ありがとう!

私は、貴女たちのおかげを持ちまして、男性ホルモンを絶やすことなく悪性腫瘍を免疫出来ております!

まだまだ現役や!

2019.4.11

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