改元キャラバン・一桁国道完全走破の旅四〜五日目(R9最終日)/自作 バンコン キャンピングカー 〜この世の春に、日章旗も誇らしく〜

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令和初運行・40周年記念SLやまぐち号 R1.5.1下り長門峡〜三谷間 NikonD4 MF35~200f3.5


2019.4.30〜5.1 平成から令和へのキャラバン 出雲〜石見〜長門

#リアルタイムレポートではありません。

どうも、シバク・ドワレです。

これを書いているいま現在は入院2日目、まだ重篤な副作用はありません。

背中痛も、鎮痛剤セダペイン点滴により激痛から鈍痛へ代わり、夜もよく寝られました。

身体の疲れは寝れば治るが、心の疲れは寝られない。どうやらアタマとココロは快晴、身体がドン曇りのようです。

下へ続く

ただ走るだけの地味な1日

さて、国道9号完走へも残すところ2日。この段階では何日かかるかわかっていませんでしたが。

せっかく風光明媚な山陰海岸を走るのですが、あいにくの曇り時々雨。

これが予定している10日間をフルに使って完走を目指すなら、1日や2日どこかの駐車場で沈殿して晴れ待ちをしたところでどうってこと無いのですが、あわよくば新元号初日・下りの、令和初運行の記念やまぐち号撮影を目論んでいますので、なんとか5日で済ませたかったのです。

と言うか、無理くり5日間での完走に合わせた感じ。あまりに山口県から離れてゆっくりすると、5/1のやまぐち号に間に合わなくなりますので、早過ぎず遅過ぎずと調整しました。

このように目的を二つ作ると、下手したら虻蜂取らずになる懸念が。これからは、あまり欲張らずに目的は絞って一歩一歩進んで行く事にします。

 

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泊地の道の駅あらエッサを出てR9を西進すれば、直ぐに宍道湖が出迎えてくれます。

宍道湖といえばシジミ。この日も連休中にもかかわらず、多くのシジミ採り舟が出ていました。肝臓のために買いたかったけど、先を急ぎます。

 

 

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これは先ほどのシジミ舟を撮影した展望台駐車場ですが、トイレが相当悲惨な状態。

用も足さずにすぐに出ました。

 

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島根東部には松江城や古い街並み、少し進んで出雲大社などけっこう見所が多いのですが、数年前の山陰キャラバンで総て周っていますし、今回はR9完走とやまぐち号が目的なので華麗にスルー。

 

もっと歳をとり、寺社仏閣巡りをしたくなればそう云う旅にシフトチェンジしましょう。

 

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ちょっとエーゲ海風に瀟洒な建物が見えたので、寄ってみました。

さすがは10連休、人出もまばらだった山陰でもこの道の駅キララ多岐は大にぎわいです。トイレを済ませて本館に入ってみると、スパイダーマンが怪しく二人もいました。

夕陽百選の名スポットらしいですが、時間的にも天候でもボツ。

 

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出雲市を過ぎたあたりからは、旧道の国道9号線山陰道無料区間(R9扱い)が目まぐるしく入り乱れ、ルートファインディングが大変です。

カーナビとグーグルマップを駆使して乗り切りましたが、特筆事項無し。ただ走るだけって感じで、面白くはないです。

 

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途中で道の駅にてトイレ休憩を二、三回挟みながら、浜田市益田市と島根西部の中堅都市を通過し、津和野も昨秋に見物したのでパス。

今回最大のお楽しみであるやまぐち号撮影に備えて、道の駅長門峡を今宵のしとねとします。

この道の駅、私は最近出来たばかりだと思ったくらいにきれいなのですが、実は20年くらい前から存在する古豪らしい。なんでもつい最近、北側にトイレを新設し、本館がリニューアルオープン。真ん中の観光案内所が工事中で、一番南のレストランは開店しています。

 

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この日はレストランは閉店した後ですし、最初の頃に買出ししたキムチ鍋と、境港のメガスーパー・PLANT5で購入した和惣菜が残っていたので自炊とします。

最近は、病気のせいか加齢のせいか判りませんが、揚げ物よりこのような和食が好きになってきました。ただ、出来合いの惣菜をイオンなどで買うとものすごく高くつくので、安売り系や地元スーパーで美味そうな時だけ買うようにしています。

 

実際、二人分全ての夕食を惣菜で賄うと、外食するのと金額はあまり変わりません。居酒屋や高級外食なら別ですが。

十日以上の長旅になると、いかに食費を抑えるかが年に何回も旅をする秘訣になってきます。

ディーゼル車に乗り換えてからは燃料代は安くつきますし、そもそも一日に150km平均しか走りませんので、それは大したことありません。宿泊費はゼロ(RVパーク・キャンプ場などは除く)。となると、節約目標は名物・名産に手が伸びるのを我慢することと、アルコールを減らすことです。

最近はイベント以外はあまり飲みませんので、酒代は抑えることができました。

しかし、美味そうな牛肉が特価になっていれば、つい手が伸びるもの。基本的な食材は家にいても買わなければなりませんから、そのような牛肉・魚などが日常生活よりエンゲル係数を押し上げる点でしょうか。


 

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そして迎えた新天皇即位の、令和元年五月一日。

一桁国道完全走破の旅のラストラン。しんどかった縛りのある旅を締めくくるにふさわしい、新しい元号になった日の日章旗も誇らしい正装のD51-200率いるやまぐち号撮影に1日を費やしました。

長くなりますので、この完全走破記事ではやまぐち号の画像は数点に留め、後日特集を組みます。

 

さすがに考えることは皆同じ、山口線いちばんの人気スポットには曇り空でも多数の人出が。

しかし、この近辺では鉄道施設の破壊・窃盗行為(犯罪)が最近起こりましたので、記念日ともありJRの職員が多数監視に当たっており、警察パトカーも警らしていたので混乱はありませんでした。

鉄オタ・撮り鉄と呼ばれる一部の犯罪者のために、多くの善良な鉄道/写真ファンが規制ばかりされるのは腑に落ちませんが、ブームになると何事もこのような傾向になりますので、いやなら辞めるか規制に従うしかありません。

 

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下りは1230頃に撮影、上りは1630頃ですからたっぷり余裕があります。

昨夜は行けなかった道の駅の新装レストランに立ち寄ってみると、この山口市阿東町特産である、あとう牛のすき焼きがありました。

 

大のすき焼き好きな我々は見落とすはずがありません。

写真の量が一人前。おひとり様用としてはまずまずの量で、ライス/味噌汁付きのセットが¥1600、単品が¥1300と良心的です。オプションの卵は¥50。

昼飯としては高く付きましたが、たまには外食も良いですね。

 

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この後、軽く昼寝をして上りやまぐち号のロケハンを挙行。

レストランの正面に、SL山口と花で描いてありましたのでそこの前にある駐車場へロケバンを移動。リアゲートを上げて椅子を出し、極上の状態で列車を待つことができました。

 

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100mほど離れた踏切では、日章旗を正面から狙うカメラマンでいっぱいです。

私は他人と同じ構図は好きではありませんので、敢えて違う角度から狙ってみました。


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何度蒸気機関車を撮影に来ても、まだ姿が見える前に大きな汽笛が聞こえるとたまらなく胸がはずみます。

それが顔を出した瞬間、感動がピークに。

このような日章旗を付けた蒸機を撮るのは初めてですので、一層感慨深さがありました。


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老体にムチを打ち、昨年までの貴婦人・C57-1号機から代わったデゴイチ

いつまでもその雄姿を我々に見届けさせてほしいものです。長生き競争かな。

しかし、この日の丸のシンプルかつ清らかな姿を見て、日本に生まれて本当に良かったと思い直しました。いつまでも日の出を見続けられる平和でありますように。

 

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やまぐち号の撮影をつつがなく大満足に終えた我々は、一路国道9号を南下します。

ここは山口市の中心部。9号は少し市街地から離れているとはいえ、県庁所在地のこの長閑さは全国1、2を争うのではないでしょうか。

 

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小郡市で瀬戸内沿いに出るのですが、ここからは国道2号との共用区間になり、R9の表記が消えてしまうところが多くなります。

これからがややこしい。

静岡県と並び、全国有数の無料高速(自動車専用国道)天国の山口県は、国道表記よりも行き先を重視して表示があり、例えば山口宇部道路(R9バイパス)無料区間を最終まで走ると、宇部と下関の案内表示があります。

しかしその下関行きの看板通りに走ると、それは山陽自動車道(有料)を通って九州方面へ行くルートであり、既に国道2号は手前で分岐していました。

 

間違いに気づいた私は、山口宇部道路の有料区間を次のICまで¥340かけて往復し、間違った地点まで戻りました。そうしないと、ここまで500数十kmを走ってきた意味がありません。

 

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下関市に入った時にはもう真っ暗。

フラフラです。

ゆめタウン下関を見つけたので、休憩がてら夕食食材の買い出しをします。

疲れているので惣菜で済まそうと思ったら、20時を回っているので割引どころか、ものがありません。

田舎アルアルで、連休などは昼間のうちに豪華なオードブルや寿司などを売りまくり、地元の人は午後から親戚や帰省した人たちとの宴会を自宅でしますので、夜にスーパーへ寄ってもあまりめぼしいものが無いのです。

 

仕方ないので、翌日に食べようと思っていた道の駅長門峡で買っていたあとう牛のカレーシチュー用肉を使い、ビーフシチューを煮込むことにしました。時間がかかることが予想されますので、その間のアテに下関名物を買います。

下関と言えば、とらふぐ。その薄造りであるテッサは、私の大好物です。

 

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日本で二番目に長い一桁国道である、国道9号線

その終点である下関駅西交差点に辿り着き「ここまで9号」の文字を見た時、何かを目標にして動くことは大切だが、何も考えずに暮らすのも闘病には大事なことだと気付きました。

完走したことは、他人にとっては単なる国道走行としか映らないかもしれませんが、とても有意義な五日間ではありました。

しかし、もう何かに縛られたルール作りの旅はしないでしょう。

 

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R2を少し戻り、中国自動車道下関ICから壇ノ浦PAへ走って錨泊地としました。

気分は完全にクルージングです。

まずはこの何の意味も無いと思える苦労の多い、しかし楽しかった長旅の完了と、明日からの九州・中国キャラバンの成功を祈って妻と乾杯。

テッサの旨いことったら!


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ビーフシチューを煮込みながら、念願叶った美酒に少々酔った私はこんな事を考えていました。


昨日を省みて咽び泣くよりも、明日を夢見て望み高き人生を選ぶのが私の生き方。


人は何故、歳を食えば死を恐れ過去を振り返るのか。動かぬ身体を嘆くならば、動かざるを得ぬ状況に自らを追いやれば、必然と回り続ける独楽の如き姿に身をやつすことができるだろう。

人は誰もパーフェクトを演じて挫折し、それを悔やむならば初めから、自作自演のピエロになれば良い。


取り返しがつかぬと錯誤している昔は馬車馬であったとしても、これからは新しき時代の騎手として世の中に、そして自分に鞭を振るえば良い。


病が、生活苦が、そしてヒトとの関わりが何の苦労と呼べるのか。失禁や脱糞の危惧のため寝られぬ夜も、美麗な山を数えまだ見ぬ日本の自然を想う至玉の時間と置き換える。

周りの全てを受け入れつつ総てを拒否する私に、その生き様を否定して指図する人が居るならば、私の苦しみをそのまま謹呈しよう。


路端の石を蹴飛ばしたそれまでの歩み方を償い、己れが石ころになって転がり続けることが叶ったその時、自ずと天よりの明るさは貴方を照らすだろう。

何の宗教も必要とせず、少なくとも私は56年間、そのように歩いてきた。これからもそのスタンスを替えるつもりは毛頭無い。

繰り返すが、私は教祖でも無ければ信徒でもないのだ。ただ宇宙の塵にて漂うのみ。平成から令和に想う、関門の夜。

 

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哲学に酔いしれている間も、換気は欠かしません。

こんな事を思いながら死にゆくのは嫌です。

 

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さあ、できあがりました。

この特別なブランド牛でもない地域特産のあとう牛。しかしその霜降りのブロックは、私たちを祝福するには上出来すぎるほどのとろけ方でした。

ルーはその日一番安かったハウスの製品、具材は肉の他はマッシュルームのみです。赤ワインもブイヨンも入れていません。

それが却って肉の味をシンプルに引き出して、どこの洋食屋にも負けないものができました。と言うのはシェフたちに失礼すぎますが、旅の夜が私の舌をそうさせたのでしょう。

テッサは私がほとんど食べたので、この極上肉は4個を妻にやり、私は2個に留めました。知らんがな、って??

 

さあ、関門の夜で一桁国道完全制覇の旅は終了。

次回は九州詳細編からリスタートです。

長文失礼。

2019.5.10記

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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