ワケありなオンナ/闘病記 〜訳があるのが自然体〜

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バラクラバ装着完了、いざ出陣!

2019.10.25 病院エッセイ

どうも、シバク・ドワレです。

今日、退院できるんですわ。

これで、夜中に腹が減ってもひもじい思いをすることなく、自宅かロケバンのキッチンにてラーメンを作れます。

事前に仕入れておけば、

「マルちゃん 今どきの一杯! にんにく香る醤油豚骨ラーメン」

などの半生麺に、あらかじめ麺を湯がく前の沸騰した湯で湯煎をしてホクホクになった、チルドの焼豚とメンマセット(当然、湯煎前にしっかりとパッケージを洗っておく/レトルトの基本中の基本)を浮かべ、半額でゲットしたカット青ねぎを大量にぶち込みつつ、S&Bのコショウをたんまり振り掛けた店舗顔負けの一杯を寝ながら食べる恍惚に浸ることも可能です。

このシリーズは生麺なのに、鍋に沸かした湯だけで袋麺のように湯切りをせずに完成しますので、メッサ重宝しとります。腹が減ってしゃあない時に、厨房に立つ取手ザルを持った自分に酔いしれて、オレ様はチャチャッと麺の湯切り上手いんだぜ〜〜感を出す必要はありません。

 

ところで唐突ですが、いまだにブログなどで「オサレ(お洒落から変化したと思われ)な店」とか、「スペサル(同スペシャル)なメニューに感動」とか書く人って、特別天然記念物か、文化庁重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定するべきやと思いません?指定されたら取材に行くのに。平成初期ですよね、そんな文言が流行ったのって。貴重すぎますよ。。。(揶揄)

まだ「ナウい」のほうがナウいと思います。大きなお世話ですか、そうですか。

 


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昨夜の、病院での最後の晩餐。

嬉しい選択食の、とんこつラーメンです。こんな事もあろうかと平和堂にて買ってあったタクアン壺漬け&高菜漬けのうち、高菜をトッピングして、ヌルくて延びたラーメンを美味しくいただきました。

こんな事もあろうかって、自分で選択したんやから出るの知ってての上の狼藉やろ、って?

そうですね。

 

自宅や、山岳部の合宿で後輩が作った時などではこんな状況(ヌルくて延びている)のラーメン、とても不味く感じるはずですが、ホンマに美味いんです。

おそらく、病床でのとんこつラーメンと云ふ、とてつもなくミスマッチな食事に味覚中枢が麻痺させられるのでしょう。

 

粋な計らいの栄養士殿、感謝申し上げる!

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「私、ワケありなオンナなんよ」

「ワケのないオンナなんかおらへん。みんな、何かしら問題を抱えて、それでもその問題を自分で上手く解きながら生きて行ってるんや」

こんな禅問答のようなやり取りから1日が始まることもある、病院でのナースとの会話。

もう、この病院での入退院だけで四年近く過ぎました。すると、当然ながらナースとも仲良くなります。

おっと、しかしながらそこは56歳にもなった紳士の私。

当然うら若きナースにとっては父親同様ですし、たとえ見目麗しき熟女であっても、深い男女の関係などには及びません。みな、私の可愛い娘たちであり、妹なのです。

 

時には愚痴を聞いてやり、息抜きの談笑の場を提供してやっていました。

私の他には、正常なる神経を持った若い患者はあまり存在しません。

56が若いやと?クソ厚かましい!

いま、そう思った貴方。

貴方はまだまだ、がん病棟の実態を知り得ていない。

普通は50代くらいだと、例えがんに罹っていても日々の業務に忙殺されて入院どころではなく、治療するとしても数週に一度の通院での化学療法が関の山。そうやって仕事に殺されてゆくのです。

入院しながら、毎日毎日ノンビリと過ごしているのはほぼ70代以上の老人が占めているのが現代日本の現状。

 

なので、私くらいの年齢で知己に満ちた軽妙なトークを繰り広げると、モテます。ハッキリ言って。

そらそうでしょ、他の部屋では汚れたオムツを替えるか、自分を見失った老人から思いっきり説教を受けて、やるせなく落ち込むか。

それが私のベッドに来たら、笑顔が素敵!かどうかはともかく、優しく微笑みながら総て解ったようなおじさんから面白い話をされるのですから。

下へ続く

ある時から様相は一変し

ところが、いつの頃からでしょうか。

最近ではナース達は、あまり私のところで愚痴を吐かなくなりました。

いつからかな?

そうや。私が麻薬を使い出した頃と一致しています。

それは、私が愚痴を聞いてもらう対象から聞かなければならない相手へと変わった、分岐点だったのでしょう。

 

それくらい私が使い出した医療用麻薬は、大多数の患者にとって開けてはならないパンドラの箱だったようです。

その証拠に、2年前にこの病院に就職してきたまだ28歳の若きナースちゃん。新卒ではありませんが、二つ目の病院であり、初めてのがん専門病棟で担当を受け持ったのが私でした。

その彼女が、ある日勤務してきた途端、私がその麻薬を使い出したのを知ったと見えて私のところに飛んできました。

息を切らしながら駆けつけたと感じたので、なぜそんなに急いで来たのか問いただしてみると、やはりその薬の所為でした。

 

そのクスリを使い始めた患者は、ほぼ十中八九寝たきりになるか、転倒して骨折するなどの重大なQOL(生活の質)の低下が見られるのです。

しかし、私はその事を知り得ていながら、敢えて挑戦中なのです。背中や腰の痛みが続くので、どうやったら在宅中に救急搬送依頼をせずに鎮痛できるかドクターと話し合ってテストすることに決めた、とその彼女に告げると、ようやく納得してナースステーションへ帰って行きました。

 

まだ私の思考に明晰な分析が半分くらいは占めている現状に安心して、それならば後は使用量の確認だけに専念すれば良い、そう割り切ったのでしょう。

そう、その薬剤は医師や看護師のもと厳重に管理されており、院外に持ち出す時は無論のこと、院内のベッドに於いてもその包み紙までも勝手に捨ててはならないのです。それくらい、本人が勝手に服用の容量を変えてはいけない指定管理薬ですし、万が一にも横流しなどが起きてはいけない法定麻薬なんです。

麻薬ですよ、まやく。

ケシの実から精製している、太古の昔からカネとオンナとクスリとの悪者ストーリー三大巨悪の根源を成す、あの大麻などと基本的には同じです。量を守っているから中毒症状や幻覚などが起きないのです。

 

実際に、過去に他院にて管理が怪しい体制下ではありますが、患者が処方された麻薬を大量にストックして、他人に販売した例があるらしい。

当然、逮捕もしくは書類送検案件であり、悪質と判断されたら執行猶予は付かずに実刑でしょう。

管理する医療従事者も、書類を送検されて処分されたはずです。

それが正常なる神経のもと行われた犯罪なのか、それとも麻薬の効用にて人事不省に陥って犯した所業なのかは知る由もありませんが。

 

それくらい、私が踏み出した領域は、今までとは異空間のようです。

この先、ブログがどうなるかも判りませんが、それは文体から皆さんが判断してくださいね。

おかしくなって読者が激減することで、自分でも判断材料に使えるかもしれません。

ブログを読んだくらいでは実害は及びませんから、御心配なきよう。

 

最後まで長々と読んでいただいた方、お気付きになりました?

そう、今日から医療従事者と対峙することが無くなりますので、ダラけないよう精神を追い込んでいるのですよ、ストイックに。

自己暗示ってヤツですな。

 

緊張と緩和も大事ですが、まるで忍者の如く常に張り詰めた糸の上に乗り続けるのも楽しいですよ!身体だけでは無く、精神も太くしましょうか。

2019.10.25

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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