秋真っ盛りキャラバン2019・第2部 東京静岡編 足柄SA〜小田原〜上野公園国立西洋美術館〜小田原〜静岡SA/ロングキャラバン 〜本物の真実に触れ、贋作を見分ける眼を育ててつつ、創作心を養う〜

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2019.11.2 ロングキャラバン 相模〜武蔵〜相模〜駿河

どうも、シバク・ドワレです。

座席の予約を間違えて、目的だった展望席を逃した一般席のロマンスカーでの移動をつつがなく終えて、新宿駅に降り立った我々。

人生にミスは付き物、それをいちいちクヨクヨするようでは生きて行けません。

直ぐに気持ちを切り替えて、新たな目標に立ち向かう向上心こそが免疫力アップの秘訣なのです。


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大変だと思っていた小田急からJRへとアッサリと乗り換えて、山手線を半周して上野に着きました。

ちょうど正午頃とあり、午前の早い時間よりは人出はましなのでしょう。歩き難いほどではなく、程良い他人との距離を保って目的の建物を目指します。


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新東京タワーが、アタマだけ姿を出していますね。

仕事であそこの展望室に登った事がありますが、あまりに高いと現実感が失われますので、街並みを俯瞰するには旧東京タワーや日本一の超高層ビルあべのハルカスの標高300mくらいまでがちょうど良いと思えます。


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上野に来た目的である、国立西洋美術館

妻はイギリスやフランスの戦国時代?、革命前のブルジョアジーな時代が好きなので、東京へ行くならこのハプスブルク展へ行きたい!と願っていたのです。

私は明大の神田駿河台キャンパスにある展望学食のトリプルタンメンがメインテーマだったのですが、調べてみるとそれはメニューから喪失しており、トリプル(三倍盛り)はカレーのみになっていました。

ですので、わざわざ母校でも無い明大まで出向く必要もなくなり、この上野の森にある博物館・美術館群を堪能することに。


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内部はもちろん撮影禁止の嵐ですので、土産に購入した額用レプリカ絵画から、マリー・アントワネット像を紹介しましょう。

フランス革命によりコンコルド広場でギロチンにて処刑され生涯を閉じた、この数奇な運命を辿った王妃については私が社会科で習った古い知識を出すまでもなく、一般的に激しく有名ですよね。

実物の油絵は吹き抜けのホールいっぱいに見上げるほど巨大で、その迫力は私ごときの芸術観など軽く木の葉の如く吹き飛ばされるほど圧巻でした。

 

その緻密で細やかな油彩の描写を文章にする必要などまったくない、その叡智を超えた圧倒的な現実に、しばし足が止まりました。

幸い、後から訪れた正倉院展ほどの混雑はなく、立ち止まるのも自由です。

足の爪横の炎症、爪囲炎が日増しに酷くなり、立っているのもやっとでしたが、その痛みをも凌駕するほどの絵画の存在感。

来た甲斐がありました。

 

芸術の秋。

改めて述べるほどの事でもありませんが、良いものは良い。

ブームに踊らされて、大勢の他人が使うから使う、仲良しさんが買うから買う。

そのような発想が生来存在しない私には、混雑しないマニアックな展覧会のほうが身に合っているようです。


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国立西洋美術館を出て、広い上野恩賜公園を横切って国立博物館へ向かいます。

途中に、D51-231号機が保存状態も良く佇んでいました。詳しくは知りませんが、おそらく父母から離れた幾多の若者をこの上野駅から東北の故郷へと送り届けていたのでしょう。

いや、デゴイチは貨物機なので違うかな。晩年は急行列車くらいは引いたかも知れませんが。


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国立博物館本館です。

常設展を総て観るには1日ではとても足りませんので、その建築様式だけに酔いしれます。


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東京国立博物館表慶館

和の佇まいももちろん心安らぎますが、このようなネオ・バロックの様式は私の若き頃の訪欧を懐かしく想起させるには充分です。


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先を急いで、水分補給を済ませたら国立博物館平成館へ向かいましょう。

奈良にほど近い我が家ではありますが、せっかくの改元の年なので、わざわざ首都で開かれる正倉院展へ入ってみましょう。


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こちらはその知名度の高さからでしょうか、入館まで30分の案内が。

館内へと続く行列に、躊躇しましたがここまできたのだからと並びました。日除けの傘を貸し出していたり、4列のままで随時前方へ移動させる係員が多数配置されるなど、さすがは首都の国立博物館です。

下へ続く

ここからは、田舎者の愚痴

しかし。

入ってからが、いただけない。

押し合いへし合いとまではいきませんが、何箇所かで並んで前方の展示を待っている時に20〜70代くらいの年齢を問わない女性たち数名が、ぐいぐい押してくるのです。

「押さんといてね!」

と声をかけても、謝るのは連れの男性。本人は知らぬ顔です。

割り込むのは外国語を話すアジア人でしたが、押すのは日本語を話す人たちです。

 

一歩二歩押したところで列が動くはずもなく、景色は変わりません。

そんな気性で展示物を我先に見たところで、帰宅するまで内容を覚えているのでしょうか。一刻も早く、誰よりも多く展示物を見たい。そんな本能に忠実な人を見ていると、しつけの大切さを再認識しました。

 

芸術の秋とは程遠い、正倉院展でした。

この後、上野駅でも妻が手すりを持って慎重に階段を降りていたところ、ベビーカーを抱えた若い男に、早く降りろとばかりにそのベビーカーで突かれたとの申告が。

私は少し前で電車の時間を見ており、気付いた時には犯人は逃亡した後でしたが、一歩間違えば傷害事件です。

ベビーカーを持っていれば(中には赤ん坊在中)、何をしても許されるとでも思っているのでしょうか。

 

例え少子化で子供が優先される風潮とは言え、そんな思想でこの先道徳が良くなるとはとても思えません。赤ん坊だろうが年寄りだろうが、歩行弱者だろうが、もちろん健常者こそがそれぞれが労わりあって譲り合う精神を持たずして、住みやすい世の中になるとは思いません。

 

我先にホームへ急ぐビジネスマン風の人物や、ただでさえ人が多いのにエスカレーターの片方に並ぶ人のせいで混み合い、片っぽが空いているのを良いことに横を駆け上がる危険な人物。

片側空けは私は絶対にせず、エスカレーターでは敢えてその空いている方に立ち止まって塞ぎます。エスカレーターを走る人には、急ぐなら階段に行くよう案内します。空気を読めよ、との声をネットで見かけますが、十分反論する理論武装は装着済みです。

何のためにエスカレーターがあるのか。

東京に限りませんが、そんな事も理解できない人が都会の多数を占めるようです。

 

やはり田舎者の私たち夫婦には、大東京は場違いだったようです。


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さあ、せっかくの旅の途中に愚痴を言い続けてもつまらないので、気を取り直してロマンスカーでの車中を再び楽しみましょう。


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今度は小田原駅からサービスエリアまでの運転がありますから、駅弁とビールとはいきません。

往路に乗車したVSEの模型に入ったお菓子セットを土産に購入しました。

発車してすぐに夕闇から夜の帳が下りるその車窓に、夜汽車の雰囲気も楽しむことができ、満足しました。


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列車は箱根湯本行きですが、小田原駅で見送ります。

改札横に駅蕎麦の箱根そばがありましたので、寄ってみます。東京近辺は、さすがのそば文化。立ち食い風でも、しっかりとコシのある蕎麦を食う事が可能ですが、軽い蕎麦アレルギーの妻には無縁の話。

妻はうどんにしたのですが、やはりというか当然というか、カツオや昆布出汁の効いていない真っ黒のツユに辟易としていましたが、これは食文化の違いですから仕方ありません。敢えてきつねうどんなどにせず、「豚天と花椒エリンギ シビ辛」との変わりうどんにしたので、出汁は気にならなかったみたいです。

 

蛇足ですが、関東甲信越では肉と言えば豚肉ですよね。ところが関西では、「肉」との一般名称は牛肉のことなんですよ。豚肉は、「ブタ」と呼びます。(ブタバラ、ブタロースなど)

ですので、

「肉、喰いたいなあ」

とつぶやいたときはビフテキか牛焼肉を指します。肉うどんなら、吉野家の牛丼みたいなスライスしたうっすい牛肉が載っています。関東では、それが特記が無い限り豚なんですね。


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この日は、いったん昨夜の宿にした足柄SAに入り仮眠を貪りましたが、天下の東名自動車道の土曜日夜とあって、大混雑。
トイレからとんでもなく遠いスペースしか確保できず、足指の痛い私にはここでの睡眠は不可能です。いくら足に炎症を抱えていても、身障者用スペースに陣取るわけにはいきません。

そこで、酒も飲んでいないので22時過ぎに移動を決断、西へと帆を進めました。

順番にSAに寄ってみますが、どこも似たようなもんで、大混雑に変わりはありません。むしろ車中泊のミニバンやキャンピングカーが増えて、駐車場の混雑度は増しています。

 

1時間以上走り、もうそこを過ぎると明日の目的である大井川鐵道を通過してしまう最後の砦、新東名静岡サービスエリアに入ってみると、いちばん端っこをゲットできました。

 

手足は痛くてヒーヒー言うてますが、明日の温泉と蒸気機関車を想って快適な眠りに就きました。

単に疲れが溜まってきたようです。

2019.11.9記

 

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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