セルフ救急救命処置/闘病記 〜七転八倒?いや、七転び八起きの不撓不屈の精神です〜

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2019.11.27 我田引水

どうも、シバク・ドワレです。

週に何回もコッテリ系ラーメンばかり食っているのに、体重が68.5kgまで減少しました。おそらく20年ぶりくらいの安値更新です。大学卒業時に65kgで、モンブランに登頂した時もそれくらいでしたから、ベスト体重に着々と近づいて何よりです。

がん患者が痩せ出したら死の階段、地獄の三丁目への入り口を下り出すと思っていましたが、男たるもの細かいことを気にしてはいけません。地獄の閻魔はんとは500年くらい前からの古い先輩後輩関係にあたるんですが、最近呼ばれてへんのでしばらく会うこともないでしょう。

二年前の師走には83kg!ありましたから、毎日15kgのボッカをしながら生活していたことになります。そら腰もいわしますわ。

 

先日、運転中に肺から背中にかけての激痛に見舞われたことをお伝えしました。その時の応急処置を備忘録を兼ね、緊急時における対処方法の一例として紹介したいと思います。

 

通常、運転を継続することが困難な程の痛みや痺れなどの症状が出た場合、原因が特定できるまで運転を辞める事が求められます。

特定の疾患を自己で認識していない場合なら、安全な場所に車を停止させたのちに即座に119番通報して救急搬送依頼をし、専門家に任せるべきでしょう。

しかし私の場合、末期の結腸がんに罹患しており、年に1〜2度のペースで激しい疼痛が出ており、その対処として医療用麻薬を処方されています。原因が特定されておらず、肺にある悪性腫瘍が神経を侵していることによる疼痛なのか、腰部の脊柱管狭窄症もしくは腰部椎間板ヘルニアが脊髄を圧迫している事により激しい痛みを引き起こしているのかは、判りません。

 

そのため入院中には点滴により非麻薬系鎮痛剤を投与されていたのですが、在宅時に於ける疼痛対策として1日に2回オピオイドブロックの麻薬鎮痛剤と、疼痛発症時にレスキューする緊急対処麻薬を処方されています。匿名ブログではありますが、いずれも担当医師に迷惑がかかる懸念から薬剤名を伏せることをご了承下さい。

先日の運転中発症時には、幸い営業中飲食店の駐車場が近くにありましたので、そこを無断ではありますが緊急避難として借用し、直ぐに後ろの座敷へと移動しました。

まずはジーンズのベルトを緩めて脱ぎ、布団状のシュラフの上に横たわって掛け布団も被りました。すぐさま、自宅の住所と氏名、生年月日と携帯電話番号を口頭発声して、意識レベルの確認と落ち着きの程度を精査しました。その上で粉末のレスキュー薬を服用。

同時に顔の横の窓を開け放ち、新鮮な空気を取り入れて深呼吸。肺の澱んだ二酸化炭素を車外に排出しました。

血圧計も体温計もありませんのでバイタルは取れませんが、おそらく痛みに比すれば通常の範囲内との判断は着きました。

動悸も激しくはありません。

サチュレーション(血中酸素飽和度)は、感覚から98はあると自己分析。おそらく血圧は125/79くらい、体温は36.6度でしょう。長年の1日3回のバイタルチェックにより、医療機器により計測しなくともほぼ正確なデータが脳細胞と指により取れるような特殊体質が身に付いたのです。体温などいつも測る前に正確に言い当てますから、ナースには少々気味悪がられています、妖(あやかし)だろうと。

 

本来ならあらゆる薬剤が拮抗している場合に備えて血中濃度を下げるために生食水を飲用するべきですが、ペットボトルのジュースしか持っていないので飲んだところ、一気に胸が悪くなり嘔吐。これはその鎮痛剤の顕著な副作用でもあります。

 

痛みの方はかなりのレベルで継続しており、10段階の尺度で言えば9くらいの感覚です。

嘔吐によりレスキュー薬の大半を放出してしまいましたが、医師の処方により次の服用まで1時間開けることを厳命されていますので、効果はありません。その辺りが患者本人による応急処置の弊害であり、横に医師が居れば違う結果でしょうが、どうしようもありません。

 

おそらく初めてこの痛みを経験した人なら、まず間違いなく救急車を呼ぶレベルではありますが、私の場合それをしてこの場所にマイカーを残置する事後処理を考えると躊躇し、並びに祝日に当直医しかいない病院に救急搬送されたところで原因特定には至らずに経過観察されるのは判っていましたので、しませんでした。

仮に心筋梗塞など他の合併症を発症していたのなら致命的判断ミスにはなりますが、七転八倒してはいるもののまだ冷静な判断力が残っていましたので、その判断です。

 

車内ベッドにて安静ののち、1時間経過したので2回目のレスキュー薬を服用。徐々にではありますが、効果が現れて楽になってきました。

しかし、まだ床を叩かないといられない程の痛みが繰り返し訪れます。

脂汗で全身びしょ濡れになりながらも、幸運だったのは厳冬期ではなく小春日和の穏やかな気候だったことでしょう。寒気を感じることはなく、ただひたすら痛みが消えるのを念じながら軽い眠りに就きました。

 

そして2時間経過した時に、3回目のレスキュー薬を服用。最初のは嘔吐して戻していますから、実質2回目です。

これで急激に痛みが喪失し、身体を起こすことも容易になりました。衣服を整えて運転席に戻り、計器やベルトなどを指差確認して落ち着いているかどうかを判断します。

深呼吸してあたりを見回し、安全確認して長らくお借りした駐車場を後にしました。

 

その後、帰宅後に再度激痛を発症しましたが、今度はトイレも横にありますし妻も居りますので、比較にならないくらい休息を取ることができます。結局その日のうちに6回レスキュー薬を服用して、その後は痛むことはありませんでした。

下へ続く

事なきを得て

このような顛末ですが、激痛に襲われながらも比較的冷静に対処できたのは、もう12年に及ぶがんの治療で慣れているのと、北アルプスでの登山に於ける遭難救助により症状を客観的に観察する経験があったのが大きいと思われます。

また、毎年恒例の業務取材撮影で、大阪市消防局の救命講習を観察しており、受講生同様もしくはそれ以上の知識を貰えているのも影響していると思います。通常なら一生に一回くらいの救急救命講習を、毎年傍観している恩恵を受けることができたのです。

 

医療の現場なら当たり前のこの事例でも、患者本人である自分で総てを判断して処置するのはたいへんでしたが、また一つ経験値が増えて人生の厚みが大きくなりました。

人生、何事も経験です。

どんな事象に遭遇しても慌てることなく不動の心を貫く精神鍛錬の必要性を、改めて感じた有意義な外泊でした。

2019.11.27

ご閲覧ありがとうございました。よろしければ他の記事も覗いて行ってくださいね。 自作キャンピングカーと大型オートバイを中心に、夫婦での旅記録が主な内容です。

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